君津市三島神社『竹あかりに願いをこめて』~地域が育んだ108本の光が紡ぐ物語

活動ブログ
地域の想いが集結した108本の光

2024年を締めくくり、新しい年を迎える特別な4日間、君津市宿原の三島神社で、幻想的な『竹あかりに願いをこめて』イベントが開催されました。神社の境内は108本の竹あかりで優しく照らされました。一つ一つの竹あかりには、新しい年への願いや希望が込められており、静かな夜空に温かい光を灯していました。

放置竹林から生まれた奇跡

このイベントの特別なのは、竹あかりに使われた竹が、君津市の小糸川流域の放置竹林を整備する中で「こいとのきこり隊」によって伐採されたものだということです。太くみごとな孟宗竹は、制作者の手によって、不要な竹から美しい光へと生まれ変わりました。

地域の力で紡ぐ物語

「コミュニティ清和」が運営する「清和ウェルカムハウス」を拠点に開催された竹あかり体験ワークショップ参加者が、繰り返しウェルカムハウスに来訪し、イベント用の竹あかりを制作してくれました。参加者たちは、竹に穴を開け、そこに光を灯す作業を通して、じっくりと自分と向き合い、新しい年への思いを巡らせたことでしょう。

神聖な空気に満ちた夜

竹あかりの灯りが揺らめく中、参拝者は静かに手を合わせ、それぞれの願いを神様に捧げました。古くから人々の暮らしを見守ってきた三島神社の境内は、この日、人々の願いが一つになる特別な空気に包まれていました。

地域活性化と環境問題への取り組み

このイベントは、単なるライトアップイベントにとどまらず、地域活性化と環境問題への取り組みを両立させた素晴らしい試みとなりました。放置竹林という地域が抱える課題を解決し、同時に地域住民の交流を深めることで、より住みやすいまちづくりに貢献しました。

竹あかりに願いをこめて』は、美しい光と温かい心に触れることができる、心温まるイベントでした。108本の竹あかりが作り出す幻想的な空間は、参加者たちの心に深く刻まれたことでしょう。このイベントを通して、地域全体が一体となり、より明るい未来に向かって歩み始めたと言えるでしょう。来年もこのイベントが開催されることを願いながら、参加された皆様、そしてこのイベントに場所を提供していただいた三島神社様に心から感謝申し上げます。

竹あかりに願いをこめて
場所:三島神社(千葉県君津市宿原844)
日時:2024年12月31日~2025年1月3日

Miyama Masahiro

Miyama Masahiro

深山雅弘(みやま・まさひろ):大学卒業後、都内の広告代理店やシステム開発会社、マーケティング会社などで営業や企画の仕事に従事。定年退職後は社会貢献できる仕事をしたいと千葉県君津市の地域おこし協力隊に志願する。任期満了後、君津市清和地区でまちおこし会社「株式会社レラシオンジャパン」を起業。空き家活用・移住促進・地域コミュニティコーディネーターとして活動中。趣味はスポーツクラブ通いとエレキベース演奏。 eMail: miyama@movetokimitsu.jp

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