地域で何が必要かって分かれば、自分がその地域でどう生きていけばいいか、分かるような気がします。

協力隊の活動ブログ

君津市の久留里・清和・亀山・松丘地区の移住者で組織する「つなぐ」さんが主催する空き家ツアーに参加し、移住先や2拠点住居を探されている方々とご一緒に、君津市松丘地区の空き家を見学してまいりました。

きれいな家具や家電が残され、今すぐ引っ越して住めそうな家から、レストランやカフェに最適なログハウスなど、バリエーション豊かな5件の空き家達。なかでも驚いたのは、本格的な水槽が併設された「鯉の養殖場が併設されている家!」。君津で鯉の養殖事業を始めてみたいという方、是非いかがですか?

今回アテンドしてくださったのは、子ども達が下校時にみんなで遊べる場所づくりをされている「かずさっ子クラブ」の平井さんです。お昼は平井さん手作りの絶品スパイスほうれん草カレーをおいしくいただきました。「つなぐ」さんの空き家ツアーは年に4回ぐらい。久留米・清和・亀山で行いますので、是非インスタ等で確認してくださいね。

「つなぐ」のリーダーで久留里移住の大先輩である「Cafe 旅ヲスル木」の星見忠興さんの言葉が、移住や2拠点生活を検討されている方の参考になると思い掲載します。

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移住したばかりの頃ちゃんと働いてなかったんです。これをやってますっていうことが何もなくて、農業をやってみたり、どこぞでパプリカを作る仕事があるんですって、知り合いに紹介されて無農薬のパプリカの仕事があったりとか。あちこちの仕事をやってたんですけど、やっぱりうまくはいかない。賃金は安い、生活の水準は上がっていかないっていう状況の中で。でも、その時がいちばん楽しかった。

たとえば、脚立が壊れてるから、その脚立を誰々さんに直してもらいに行く。もしくは脚立的なものが作れないか代用する。いろんな選択肢があるでしょう。これ多分ね、街中にいたら「はいホームセンターへ一直線」で終わりなんですよ。でもその木が切りたいと思ったことによって、何ができるかってあるじゃないすか。それに至るまでね。切れない、砥がなきゃいけない、でも砥石がない。いっぱいあるでしょ、ひとりじゃできないこと。誰を呼ぼうかってやってるのが、楽しいなって。

大事なのは、手伝ってくれる仲間がいるっていうこと。誰かを助ければ今度その人が別の何かを持ってて、自分が困ったときに手伝いにくる。その人を手伝ったことが面白くなってくる。そして技術を自分に授かってくれる。たとえばそこにレンガを置きたい。どうやって置けばいいかみたいなことを考えたときに、土方関係の友達から詳しく聞いて、結構きちんとしたものを作ったらやりがいあるでしょう。

そして、その土方の人たちの手伝いに行ってお金が得られたりとか、自分の技術が上がって「左官面白いな、もうちょっと極めてみたいな」って思って。その人についていくうちに「君の性格、面白いから今度家の壁塗ってくれないかな」って職業が生まれる。今まで何もなかった人に職業が生まれる。みたいなのが多分この田舎暮らしの面白さっていうか。

自分が雇われサラリーマンでもいいんですよ。ちゃんとベースで支えてくれるものがあれば。でもそれ以外に例えばテレワークで少しその仕事を抑えながら、週末は誰かんちの壁を塗っているとか。何が必要かって考えたら地域で無いもの、何をみんなが欲してるかって考えて。地域に溶け込めば溶け込むほど分かってくるから。そこで何が必要かってなったときに自分がどうあればいいか、どうやって生きていけばいいかってことが、多分わかるような気がします。
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つなぐ – 人と家・暮らしと文化
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Miyama Masahiro

Miyama Masahiro

深山雅弘(みやま・まさひろ):千葉県千葉市出身。大学卒業後、都内の広告代理店やシステム開発会社、マーケティング会社などで新規事業開発に関わる営業や企画の仕事に従事。定年退職後は社会貢献できる仕事をしたいと千葉県君津市の地域おこし協力隊に志願する。主なミッションは空き家活用・移住促進、地域コミュニティ団体のコーディネーターも兼務。趣味はスポーツクラブ通いとエレキベース演奏。 eMail: miyama@movetokimitsu.jp

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