100年後もずっと大道沢公園でホタルが飛び、ホタルに夢中でいられる平和な地域であり続けてくれていたら、とてもうれしく思います。

協力隊の活動ブログ

君津市の市街地にある「大道沢(おおどうさわ)公園」をご存じですか? 住宅地として整備され、たくさんの住宅やマンションが立ち並ぶなかに位置する全長1.2km、面積3.9ヘクタールの都市型公園です。

かつて、この場所には大道沢という小川があり、ホタルが飛んでいました。現在のきれいに整備された大道沢公園内にも人口の小川が流れていますが、それはコンクリートで固めた人口の川。そこには昔のようなホタルの姿はありません。

大道沢でふたたびホタルが見られるようにすることで、公園に愛着を持ってもらい、憩いの場が広がることを目的に活動しているのが「大道沢ホタルプロジェクト」の皆さんです。本当に今の大道沢公園にホタルが住む条件があるんだろうか? 専門家と一緒に環境調査を行い、ホタルが住める環境になるよう植栽や土手づくりなどの公園整備を実施しました。

令和元年、君津市立外箕輪小学校との協同活動がスタート。3年生は大道沢公園の生きもの調査、4年生はホタル幼虫の放流、5年生は大道沢公園の成り立ちやホタルの生態を通して環境や地域について学習する時間です。

翌年の令和2年5月、無事放流した幼虫が育ち、大道沢公園で初めてホタルが乱舞、その後も毎年飛翔し、多くの方がホタルを楽しむ憩いの場所になっています。

きょうは外箕輪小学校のこども達によるホタル幼虫の放流が行われました。こども達はホタルの生態を学習した後、自分の幼虫に名前をつけて「来年の春また会おうね」と約束し、大切に小川に放してあげました。放流した幼虫は水の中で冬を越し、土手を上り土の中でサナギになり、来年の5月頃成虫となって光を放ちはじめます。

君津市内には小糸川、小櫃川という2つの川が流れており、ホタル観賞スポットも各地に豊富です。しかし、市街地でホタルが見られるというのはまずないですね~。この活動でホタルの生態に興味を持ち、「野生のホタルを見にいってみよう」、「ホタルが住めるキレイな川を守ろう」という動機付けにつながればいいなと思いました。

2023年11月12日 八重原地区文化祭にて代表の新井さんと

ホタルを通して、植物や動物など、色々なものに興味を持つ方が増え、子ども達が身近な自然の体験し、学ぶことができる活動が拡がっていく地域になればいいと思っています。
「昔、そんなおじいちゃんたちがいたから、自分達のふるさとは、ホタルのふるさとにもなってるね」
100年後もずっと大道沢公園でホタルが飛び、ホタルに夢中でいられる平和な地域であり続けてくれていたら、とてもうれしく思います。

大道沢公園ホタルプロジェクト

この活動にジョインしてくれるメンバーを募集しています。現在のメンバーは地域が「ホタル舞い、ウナギ、ドジョウ、フナなどが泳ぐ大道沢」だった頃から住むシニア層がメイン。子育て中の若い世代のご参加大歓迎です。市街化してから新たに住民となった移住者と協働し、ホタル舞う公園を次の世代につないでいきましょう!

大道沢公園ホタルプロジェクト
https://kimicomm.com/hotalu/

大道沢公園
https://www.city.kimitsu.lg.jp/site/kanko/2271.html

Miyama Masahiro

Miyama Masahiro

深山雅弘(みやま・まさひろ):千葉県千葉市出身。大学卒業後、都内の広告代理店やシステム開発会社、マーケティング会社などで新規事業開発に関わる営業や企画の仕事に従事。定年退職後は社会貢献できる仕事をしたいと千葉県君津市の地域おこし協力隊に志願する。主なミッションは空き家活用・移住促進、地域コミュニティ団体のコーディネーターも兼務。趣味はスポーツクラブ通いとエレキベース演奏。 eMail: miyama@movetokimitsu.jp

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