都心から移住される方は、その地域に溶け込めるか不安をもっています。地域を知り、好きになって「ここで暮らしたい」と思う橋渡しを。

協力隊の活動ブログ

コロナ禍以降、リモートワークが増加する中、地方移住する人が増えています。君津はアクアラインで東京駅から約60分という良好なアクセスで、生活環境の充実した市街地と自然豊かな里山地域の二面性を持つ、首都圏からの移住先として注目の場所です。しかし、田舎暮らしにあこがれて移住したはいいが、地域の文化や生活習慣に慣れず、社会的な孤独を感じ、孤立してしまうケースも多いと聞きます。

2024年3月3日(日)、コミュニティ清和空き家活用チームとして、清和に眠る空き家資源の利活用を目的とした『清和地区 空き家内覧ツアー』を実施しました。首都圏から君津市に移住を検討されている方に向けて、コミュニティ清和が所有者から委託を受けて管理している空き家をご案内するイベント。私が君津市地域おこし協力隊に指名いただいた時からずっとやりたかった企画です。コミュニティ清和の皆さんにご協力いただきやっと実現できました!

鹿野山の山頂に位置する空き家となった商店をコミュニティ清和がDIY改修し、地域内外の交流拠点としてリニューアルさせた「清和ウェルカムハウス」に集合し、君津市清和地区についての説明の後、ワゴン車に乗り合いで近隣の観光スポットをご案内しながら2件の空き家を巡りました。

本ツアーの特長として、単なる物件の内覧だけでなく、地域の人との懇談会もセットになっていることがあげられます。地域での暮らしぶりを知るにはその地域で暮らす人の話を聞くのがいちばん。観光ガイドブックや自治体広報では分からないリアルな田舎暮らしを学習していただくのが狙いです。

「清和ウェルカムハウス」で行われた懇談会では日々の買い物のこと、通勤のこと、農業に興味ある方には有害鳥獣対策のことなど、活発な質疑応答が交わされました。都心から移住される方は、その地域に溶け込めるか不安をもっています。清和を知り、好きになって「ここで暮らしたい」と思う橋渡しの機会を、これからもコミュニティ清和で作っていければと思います。

清和地区 空き家内覧ツアー
https://seiwa-town.com/2024/02/16/20240216/

Miyama Masahiro

Miyama Masahiro

深山雅弘(みやま・まさひろ):大学卒業後、都内の広告代理店やシステム開発会社、マーケティング会社などで営業や企画の仕事に従事。定年退職後は社会貢献できる仕事をしたいと千葉県君津市の地域おこし協力隊に志願する。任期満了後、君津市清和地区でまちおこし会社「株式会社レラシオンジャパン」を起業。空き家活用・移住促進・地域コミュニティコーディネーターとして活動中。趣味はスポーツクラブ通いとエレキベース演奏。 eMail: miyama@movetokimitsu.jp

関連記事

おすすめ記事2

TOP