空き家バンクに登録させるには一定の条件を満たす必要があります。この条件を満たせずに断念せざるを得ない物件が多いんです。

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2023年7月29日(土)「第2回 君津市空き家活用セミナー」を開催しました。今年3月に開催した最初のセミナーでは、個別相談を希望されていた皆さまにその場で十分な対応ができなかったことを反省し、今回は参加人数を絞り、対面でしっかり向き合う『相談会形式』で開催しました。

君津市建築課 空き家バンク担当より「君津市空き家バンク制度」について、株式会社 新昭和リビンズ様より「空き家の管理の重要性」について、そして私からは来年4月に施行される相続登記の義務化と法定相続情報証明や自筆証明遺言書保管といった知っておきたい制度についてお話しし、それぞれの相談内容により4人の担当者に振り分け個別相談を実施しました。

踏み込んだ相談内容まで聞けたので、その場である程度の道筋を提案でき、物件を拝見させていただく日程決めや空き家管理サービスの紹介など、具体的な解決策の提案に進めたのは成果あったんじゃないかと思います。

セミナーの時にもお話ししましたが、残念ながら空き家バンクは空き家問題を解決する万能薬ではないのです。たしかに空き家バンクに載せればたくさんの人の眼にふれ、買い手がつくでしょう。しかし、空き家バンクに登録させるには一定の条件を満たす必要があります。この条件を満たせずに断念せざるを得ない物件が多いんです。そういう物件は一般の不動産ルートでも取り扱いが難しく、オーナーさんはあきらめてしまっている。ここに空き家問題の根本的な原因があるんじゃないかと考えます。

そして、市街地(住宅密集地)と田舎(過疎地)では環境による傾向が異なります。このあたりは次回セミナーでお話しできればなと考えています。また、私がお手伝いしている「コミュニティ清和」でも空き家に関する新しいプロジェクトが進行中ですので、このブログやインスタグラムをチェックしておいてくれるとうれしいです。

第2回 君津市空き家活用セミナー – 話せる、学べる、空き家のお悩み相談会
https://movetokimitsu.jp/seminar_20230729/

Miyama Masahiro

Miyama Masahiro

深山雅弘(みやま・まさひろ):大学卒業後、都内の広告代理店やシステム開発会社、マーケティング会社などで営業や企画の仕事に従事。定年退職後は社会貢献できる仕事をしたいと千葉県君津市の地域おこし協力隊に志願する。任期満了後、君津市清和地区でまちおこし会社「株式会社レラシオンジャパン」を起業。空き家活用・移住促進・地域コミュニティコーディネーターとして活動中。趣味はスポーツクラブ通いとエレキベース演奏。 eMail: miyama@movetokimitsu.jp

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